高千穂に行ってきた
実家はもう引き払ったとしても、
帰る故郷があるということは
やはり幸せなことだろうか?

というわけで、
あいかわらず帰省を旅行がわりにしている私。
「今年はどこ行こう?」と考えることもなく…

今回はひとつだけ母に関する用事をすませ、
これで母に関するあれこれの作業は
一段落させることにした。
もう家の片付けもないし、
ちょっと観光の要素を入れてみることにして、
高千穂へ1泊旅行を計画。
(ちなみに帰省先は宮崎市内)

去年なんとなく思いついたのだ。
来年の夏は高千穂へ行こう、と。

私は35年ぶりくらいかなぁ…
娘ははじめて。

宮崎から延岡までは列車で、
延岡から高千穂まではバス。

予約もナシで余裕です〜
っていうか、バスは路線バスです〜

まずは着いた日に高千穂峡へ。
(こんなところ↓)
http://takachiho-kanko.info/sightseeing/takachihokyou.php

滝の水が落ちてくるところを
ボートで行き来できるのだが、
2時間待ちという噂をきき、あっさり断念。

それでなくても無理だったかも私たち。
このあいだ別のところで乗った、
スワンボートでドキドキものだったから。

で、遊歩道を散策。

しかしトシでしょうか、
身体がなまっているからでしょうか、
ちょっと歩いただけでへとへと〜〜

夜は高千穂神社へ夜神楽を見に。

4つ出し物があって、
3番目まではいわゆる「天の岩戸」伝説の
ダイジェスト版みたいなものだけど、
4番目はお客さんへのサービスだと私は思った。
(イザナギとイザナミの夫婦円満?の舞)
ちょっと古いタイプのサービス。

しかし娘はこの4番目が気に入ったらしい。
神様が神々しくなくて
人間っぽい(俗っぽいとも言う)ところに
親しみを感じたよう。

一方私は、「え〜こんな感じ〜?」と思ったのが、
考えてみれば神楽は薪能ではないのですよね。

翌日は、朝もう一度高千穂神社へ行き、お参りをして、
そのあと高千穂駅へ。

といっても、列車は走っていない。
2005年に台風による被害で運行休止となり、
2008年12月に全線廃止となった。

その後、トロッコ列車なども走っていたらしいのだが、
この夏は「スーパーカート」で
鉄橋まで行けるようになっている。

高千穂に着く直前に、
バスから偶然見かけて知ることとなった。

予定外だったこともあり、めっけものでした!
大人だけなら8人くらい、
子どもがまざってやっと10人くらい乗れる
オープン式のカート、
つまり屋根や壁のない生身の状態で、
昔ほんとうに列車が走っていた線路を走り、
トンネルをくぐり、鉄橋を渡るのだから。
(渡ると言っても引き返す形。
 その先の線路は草ぼうぼうで、ちょっと切なかった。)

ここを生身で行かせるなんて、
(いや、もちろんカートには乗ってるし、
 鉄橋に入る前に注意事項を伝えられるのだが)
けっこう勇気があるなぁと思うことであった。

勇気があるといえば、
高千穂峡のボートもけっこう勇気あると思う。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n65940

それなりに安全対策はなされていると思うのだが、
上の道を散策している間にも、
ゴンゴン音が聞こえてきた。
たぶん、ボートが岩などにぶつかる音だったと思う。

スーパーカートの話にもどると、
行きは運転手さんってば後ろ向きに運転してましたよ〜
線路あるから大丈夫だけど(^m^)
で、帰りは、まあまあのスピード出してた。
ふだんは感じられない風を感じられて、
気持ちよかった。

ほんでもって、カートから降りて駅へもどると、
「よろしければアンケートにご協力ください」とのことで、
両面にけっこうな数の質問のある
アンケート用紙を渡された。

この、「カートで鉄橋まで行く」という試みは、
8月いっぱいの予定らしい。あらま。
というわけで、これからどうしたらいいかという
参考のためのアンケートだった。

私もそれなりにまじめに書いたけれど、
娘がえっらい時間かけて熱心に書き込んでいて、
次の回の人がもどってくるまで書いてた。
(カートに乗っているのは往復30分くらい)

ちなみに、サイトはこちら↓
http://www.torokko.jp/

カートのあとはタクシーで天岩戸神社へ。
http://takachiho-kanko.info/sightseeing/detail.php?log=1338295932

そうそう、
車がないからタクシーを利用しまくったんだけど、
交通費けっこうかかります〜。
綿密に計画を立ててバスを利用することも
不可能ではないのかもしれないけれど、
そんなに本数ないから難しいかも…

でも、タクシーの運転手さんから、
赤星たみこさんが書いた
『漫画で読むひむかの神話と伝説』
の冊子をいただいたりして、ラッキー!
68ページもある立派な冊子。
(運転手さん、太っ腹!)
赤星たみこさんって、宮崎県出身だったのね〜
知らなかった。

この冊子、面白い。
「定住自立圏推進基金事業」って書いてある。わお。

で、運転手さんが、
「神社に入って左手に社務所があるから、
 そこで申し込めば案内してもらえるよ〜」と教えてくれて、
案内をお願いすることにした。

天岩戸神社の西本宮は、
天岩戸の洞窟そのものを御神体にしているのだが、
神職の方に案内してもらうと、お払いをしたのちに、
天岩戸遥拝所に入れてもらえる(ここは撮影禁止)。

洞窟が御神体というのは、考えてみれば不思議な話だ。

そういえば、手力男の命が投げ放った岩戸の扉が
信州の戸隠にとんでいったって、
このたび初めて知りましたよ私。不覚。

うずら家さんでおそば食べたことはあるのだけれど、
戸隠神社をお参りしてなかったのね私。
http://www.togakushi-jinja.jp/shrine/index.html

うっそうとしげった森の中に、
確かにその奥に洞窟があるだろうと思わせる
入り口の雰囲気が感じられた。
真正面ではなく少し斜めに。

天岩戸神社から今度は天安河原(あまのやすかわら)へ。
ここは、天照大神が洞窟に隠れてしまったときに
神々が集まってどうしようかと相談した、いわば会議場。
http://takachiho-kanko.info/sightseeing/detail.php?log=1337317286

一面積み石だらけで、賽の河原の様相。
「どうやって行ったの??」というような
河の向こう岸にも積んである。

なんかこれちょっと違うんじゃなかろうか?と
直感的に思った。

たとえば、だれかがなんとなく
橋の欄干に1円玉を置いてみたら、
次から次へとみんな5円玉とか10円玉とか
置いてみたくなる心理で
あれだけ増殖したのではないか…と、
そんなことを勝手に連想した。

まあ、石がいっぱいあるし、そこに河原があるから、
つい置いてみたくなる心理はわかるが。

ところが、あとで調べたところによれば、
石を積んで願い事をすると
たくさんの願い事がかなうと言われているらしい。
あらま、そうなんだ。失礼しました〜m(__;)m
特に中風に効くという信仰があるらしい。

あ、そういえば中風のことは、
私も立て札か何かで読んだ記憶があるぞ。

そうなのか。

まるで異界への入り口のような雰囲気があるのだけれど、
それが場のパワーだったのか、八百万の神のパワーだったのか、
積み石から感じられる人間の(業? 気?)のパワーだったのか、
よくわからなかった。
http://nori510.com/archives/19610

いずれにしろ、(大して歩くわけではないのに)
やはり体力・気力にものすごく余裕があるわけではなく、
行ってお参りして、ちょっと佇んで帰ってきたという、
そんな感じだった。

そして、高千穂旅行を終了し、
またバスと列車で宮崎市内にもどってきたしだい。

ちなみに、宮崎は暑かったし、
高千穂もそれなりに暑かったけど、
もう宮崎とか東京とか関係ないですねこりゃ…
なんなんでしょう、この最高気温の数値。

東京にもどってきから3日間家にこもっているので、
実感はしていないのだけれど、
洗濯物を干すために窓をあけただけで、
「なんかこの熱気ってば不自然でしょー」と思ってしまう。
家の外で人工的な強力加熱熱風器が作動しているみたい。

夏はまだ続く。
 2013.08.13 Tuesday 11:30 お出かけ・イベント permalink