ヒラマキミズマイマイたちのその後/そしてだれもいなくなった

去年の1学期の終わりに
娘が学校からメダカの夫婦を連れて帰り、
うちで飼うために新しく水草を購入したところ、
巻貝の卵がいっぱいついていたらしく、
なんだかんだでその貝たちも飼うことになった。

最初に登場したのは
モノアラガイと思われるソフトクリーム型をした貝で、
比較的大きく成長したので「かいっぺ」と名前をつけ、
最終的にはペットボトル豪邸で1匹優雅に暮らし、
今年の春に果てた。

2匹め以降は、ヒラマキミズマイマイと思われる
アンモナイト型の貝たちで、
こちらは小さくて大変だったのだが、
それぞれ名前をつけて、
プラコップ団地で暮らしてもらっていた。
表札もつけた。

かりに雌雄同体だとしても、単体なら繁殖しないと思って
1匹ずつ入れたはずなのに、
いつのまにか2匹住まいになっているコップがあったりして、
わけがわからないままに増殖し、
飼っているのかどうかもよくらなくなってきて、
何をしているのか自分でもよくわからず、
玄関の下駄箱の上にはプラスチッックコップが並んでいた。

用事があってうちに来たマンションの管理人さんに
「何か育ててるの?」ときかれたりして。

エサは、水草をちぎっていれたり、
メダカのえさをごくごくたまにぱらりんと入れてみたり。

一応、水も汚れるから、
ごくごくたまに水換えもしたのだけれど、
メダカやかいっぺのようにはいかないからこれが大変。

まずはコップの内側にくっついた貝を
できるだけそのままにして水を捨てて底砂を洗い、
コーヒーの粉が入っていた空き缶に、
フィルターを輪ゴムでとめて、
そこに水を流して濾して、
流してしまった貝を受け止めるという努力。

肉眼でわからない場合は手の感触で
ゴマ粒くらいの貝を救い出すようつとめたが、
流しちゃった貝もいくつかあると思う。

で、1〜2ヶ月前だったと思うが、水を替えたときに、
白い貝殻はいつか見つかったけれど
もう生きている貝はほとんどいないような感じだったから、
2つのコップだけを残して、
生きているかもしれない貝をそこに集め、
引き続きそのままの状態にしていた。

しかし、きょう、もうみんな命を終えたと判断して、
残していた2つのコップを片付けた。

その途中で大小9つの貝殻が見つかったので、並べて撮影。



大きいのが幅5mmくらい、小さいのが幅2mmくらい。

1こだけ、かいっぺと同じ型の貝殻があった。
どこからどうきたのか、もはやまったくわからない。

他の貝も、卵が水草についていたのか、
単体繁殖したのか、結局のところわからない。

いろんなことがわからないまま、
巻貝プラコップ団地は消滅した。

なお、メダ子は1年前に他界し、
メダ夫はいまも元気。

特にさびしさといったものもなく、
「あの風景はなんだったのだろう…」
という茫漠感だけが、なんとな〜く漂っている。

これはこれで、夏の終わりの心持ち。

 2013.08.21 Wednesday 15:13 生きもの・自然 permalink